この事件が発覚した情報はローカルニュースから
KPUからの不当な選挙の公式辞任Disgraced Election Official Resigns From KPU

https://jakartaglobe.id/news/disgraced-election-official-resigns-from-kpu
作成者:FANA SUPARMAN 2020年1月10日現在

初めてですので、何が正しいとか?正しくないとか?の自信はありませんが。
日本の政治を振り返る意味でもこの事で、考えてみます。

<ローカルニュースの一部を訳>してみると

総選挙委員会(KPU)のコミッショナーであるWahyu Setiawanは、政治家から9億ルピアの収賄容疑で容疑者に指名され、直後の金曜日辞任。
ワユさん(46歳)は、インドネシアの民主党闘争党(PDI-P)の政治家であるHarun Masikuからお金を奪ったとされる水曜日に、スカルノハッタ空港で逮捕(警察ではなく、汚職管理院から)されました。
彼の話は、私個人の問題です。という

この事件が発覚されてから約10日間経ちましたが、テレビもオンラインメディアも、日本と同じように警察や政府の発表を報道するだけで、それ以上の物は出てきていないようである。
普通なら、お金をもらった人間が分かれば、渡した人間だって直ぐに分かるのが普通だと思う。

これは日本の常識だけなのかも知れないが。収賄者が居れば贈賄者もいるはずなのは普通。
この場合はまだ収賄側(選挙管理委員会)だけが逮捕され、渡された側(最大与党PDI-P)の誰も逮捕されていない。

問題のポイントは、亡くなった政治家の代わりに、繰り上げ当選するはずの人が当選されず、違う人が当選したかも知れない?というお話。
この前提で、必要な知識として、インドネシアは、国家の政治家は、比例代表制であり、個人を選ぶのではなく、政党を選ぶ。その表の数で当選していくようだ。

参考情報:https://dbmedm06.aa-ken.jp/archives/149

上記の資料によると
選挙制度は、1955年の第1回総選挙以来つねに比例代表制が採用されてきたが、完全拘束名簿式、条件付非拘束名簿式と変わり、2009年総選挙では完全な非拘束名簿が導入された。
非拘束名簿の採用によって、政党より候補者個人の人気に選挙の結果が左右される傾向が強まった。
なお、この制度導入に当たっては、一時は国会が実質的な拘束名簿の採用を決めたが、憲法裁判所がこれを違憲とした経緯があった。

完全拘束名簿式:比例代表制の一種。投票者は政党にのみ投票し、その政党が提供した立候補者の順序に影響を与えない。名簿順位の決定は、各政党の任意であるため、有権者はその名簿の作成に関わることができず、有権者が当選させたい者が比例名簿に登載されている場合、その者を当選させるには所属している政党名を書くしかない。

条件付非拘束名簿式:選挙における比例代表制において比例名簿の順位を決めない方式のこと。

本当ならこの亡くなられた政治家の代わりに当選するはずの「繰り上げ当選」の政治家や属するこの政党PDI-P管理者が直ぐに記者会見などを開き、説明しても良いはず。
何かよくわからない説明で、それを受けてメディアも報道し、有識者(政治評論家)や関係者(関知してそうもいない選挙管理委員や政党の人間)を呼んで討論する日本のテレビ番組を見ているようだ。

田舎の選挙話だからかどうかわかりませんが、政党の党首や、この政党から出てきている大統領からの声明は、何か他人事である。

外から見ている外国人から見せてもらうと
選挙管理委員会側も警察側も、この最大与党PDI-Pに配慮しているようにも見える。いわゆる忖度である。
積極的に「しょっ引く」、原因究明を積極的にやろうとしているように、見えて来ない。報道する側も、出演する関係者の話が論理的でなく、こぼれ話ばかり話して、曖昧のままである。

これまでの経緯をまとめてみると、政党の中で繰り上げ人が決まるので、党内の問題であるように見える。だから政党から選挙管理委員会にお金が流れるという図式が見えて来ないのである。不思議である。
また、この政党(PDI-P)内で作られているであろう順位名簿も出てきていない。

1月17日現在では、このような状況である。(編集員)

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