汚職問題事情聴取とゴルカル連合リーダーシップを取れないリーダー？（エアランガ氏）

Tangan Gaib, Kasus Airlangga
dan Arah Koalisi Golkar

オンラインメディア「CNNインドネシア」が伝えています！
Kamis, 27 Jul 2023 10:54 WIB

2024年の大統領選挙を前に、ゴルカル党内がヒートアップしています。

ゴルカル党のエアランガ・ハルタルト党首の後任を決める臨時全国会議（ムナスルブ）の問題が以前から騒がれています。

ムナスルブでの盛り上がりは、2024年に向けたゴルカルの方向性を決めかねているエアランガの姿勢と切り離せません。

同時に7月17日、司法長官は、粗パーム油（CPO）輸出許可証発行に関する汚職疑惑事件の証人として、エアランガ氏を召喚しました。

ゴルカル、PAN、PPPが主導する、統一インドネシア連合（KIB）はもはや明確ではありません。

• PPPは最近、PDIPの大統領候補であるガンジャール・プラノウォへの支持を表明したからです。
• PANはジェリンドラ会長のプラボウォ・スビアントを大統領候補として支持する傾向にあります。

また、BUMN大臣のエリック・トヒル氏を副大統領に推薦しています。

• 一方、ゴルカルはまだ方向性を決めていません。

エアランガ氏の指導の下、ゴルカル党はガンジャールへと舵を切ったが、アニエス・バスウェダンを支持する変革連合にも接近しているようです。

7月中旬にブンカルノスタジアム（GBK）で開催されたNasDem党スタンバイセレモニーには、ゴルカルの多くのエリートが出席しました。

パジャジャラン大学政治評論家（UNPAD）のダダン・ラフマット・ヒダヤット氏は、現在の統一インドネシア連合（KIB）の状況では連合は暗黙のうちに解散したと考えています。

同氏はまた、ゴルカル氏は単独では生き残ることができず、選挙が目前に迫っていることから連立政権の方向性を直ちに決定する必要があると述べました。

さらにダダン氏は、ゴルカル党が他の政党を引きつけて、大統領候補としてエアランガ氏を支持させることは不可能だと述べました。

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彼によれば、エアランガ氏は現実を見なければなりません。

様々な調査結果を見ても、大統領候補や副大統領候補としてのエアランガ氏の当選可能性は低い。

「なぜKIBが結成されたかというと、大統領がエアランガ氏であるという希望があったからです」。

ダダン氏はCNNIndonesia.comの取材に答えています。

彼はまた、ゴルカル党はPANかPPPが参加する連合に参加する可能性が高いと考えています。

アンダラス大学の政治評論家、アスリナルディ氏は、今回の「ムナスルブ」では、現在分裂しているゴルカルの内情を表れていると考えています。

大統領候補支持に関して、エアランガ氏とは異なる選択をするグループや派閥があると云います。

アスリナルディ氏によれば、ナスデムのイベントに本部議長のクリスティーナ・アリャニ氏、

リサール・マラランゲン、スプリャンサを含む多くのゴルカル党のエリートが

出席したことで、ムナスラブ問題はさらに強くなったと言われています。

同氏によれば、ゴルカル党内の多くの派閥がエアランガ氏の選択に反対していると云います。

「2014年の時も支持の方向性は分かれ、2019年もジョコウィ氏支持は固いものの反発もあったようです。

CNNIndonesia.comの取材に対し、アスリナルディ氏はこのように答えました。

「何と表現したらいいのでしょう？ゴルカル派にも多くの派閥があり、それぞれの派閥に支持者がいます。

この臨時全国会議（ムナスラブ）にはアイルランガ氏が何をしたかが記載されています
支持は一部の派閥を怒らせました。」と彼は付け加えました。

アスリナルディ氏は、会長と各派閥の利害の綱引きは非常に複雑だと考えています。

その理由は、ゴルカル党のほぼすべての派閥も強い交渉力を持っているからだと彼は考えています。

彼によれば、現在、エアランガ氏の立場は難しい。

エアランガ氏が自分の地位を安全に保ちたいのであれば、多くの派閥の意向に従わなければなりません。

「一般的に考えれば、いくつかの政党が優勢です。
ゴルカル党自身では、改革後はすべての派閥が役割を担っていることができます。

これらの派閥を受け入れることができれば、その方が安全だと思います」と彼は言いました。

インドネシア公共研究所（IPI）の政治評論家カリオノ・ウィボウォ氏も、ゴルカルのこのムナスルブでの談話で、エアランガ氏が大統領候補になれないのであれば、この国民議会に、現実的な派閥が存在することを示していると考えています。

でもカリオノ氏は、エアランガ氏はまだゴルカルを支配するために生き残ろうとしていると考えている。

エアランガ氏は大統領候補か、少なくとも副大統領になる野心をまだ見せているようですが、その可能性は小さくなってきています。

「現在表面化しているこのムナスラブでの内容は、ゴルカル党内にエアランガ氏と対立するグループがあることを示しています。

ムナスルブでは、2024年の大統領選挙で利害関係があるかもしれない」と述べました。

この国民会議がアイルランガ氏に政治的情熱を冷ますように、圧力をかける試みである可能性があるとも考えています。

一方、ゴルカル党内のこの多くの「ぐらつき」を、党を特定の連合に誘い込むために、外部の政党が利用していると考えられています。

＜簡単解説＆コメント＞

ゴルカル党は、昔とても力がありました。単独で大統領も出していましたが、この時代になり力が弱くなってきました。その政党のリーダーシップが弱いので、一部ではありますが、力のあるエリート党員の不満が出て来てしまいました。

さらに、今回、司法庁から「粗パーム油（CPO）輸出許可証発行に関する汚職疑惑事件」での事情聴取が12時間にも渡り行われてしまいました。なぜなら現在就任している、経済担当調整庁の部下がこの汚職に関与しているとされているためでした。

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