ジャボデベクLRTの問題点を明かす！ 仕様が異なるの列車と誤った橋梁設計（国営企業副大臣）

Wamen BUMN Ungkap Masalah
LRT Jabodebek:
Kereta Beda Spek,
Jembatan Salah Desain

オンラインメディア「Bisnis」が伝えています！
Rabu, 2 Agustus 2023 | 07:10 

カルティカ・ウィルジョアトモジョ国営企業（SOE）副大臣は、ジャボデベックLRTプロジェクトで発生した問題を明らかにしました。 

同氏によると、ジャボデベクLRTプロジェクトではシステムインテグレーターが不在であったため、関係者間の調整がうまくいかず、鉄道インフラの設計ミスが発生したことが影響したと云います。

ジャボデベックLRTルートの設計ミスのひとつは、ガトー・ソエブロト地区とクニンガン地区を結ぶアーチ橋である。 

ティコ氏は、ジャボデベクLRTは当初不可能なミッションと見られていたと説明しました。

というのも、この列車は運転士なしで運行できるグレード・オブ・オートメーション（GoA）レベル3のシステムで運行する計画だからです。

彼は、ジャボデベックLRTプロジェクトは6つのコンポーネントに分かれていると説明しました。

詳細には、

• PT Adhi Karya (Persero) Tbk. (ADHI）がインフラ建設
• PT Industri Kereta ApiまたはInkaが列車セットの製造
• PT Len Industri（Persero）が信号。 

「さらに、KAF（PT Komatsu Astra Finance）は列車の機械に、シーメンスはソフトウェア開発に、PT Indosatは、路線内ネット接続に責任を負っています」。

ティコ氏は火曜日（2023月8月1日）のオンライン・イベント「InJourney Talks」でそう説明していました。

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しかし、ティコ氏が最初にプロジェクトを担当した時、ジャボデベックLRTにはシステム・インテグレーター（上記の各社をまとめる役割）や連絡係がいませんでした。

実際、大規模なプロジェクトでは、作業が最適に進むようにシステム・インテグレーターを置くのが一般的です。 

結局、ティコ氏はジャボデベックLRTのためにプロジェクト・マネジメント・オフィス（PMO）を設立し、関係コンポーネント間の連絡役も務めることになりました。 

この橋梁設計では、このシステム・インテグレーター不在がこの原因のひとつで、ガトット・スブロトからクニンガンまでのロングスパン橋梁の設計に誤りが出ました。

ティコ氏は、インフラを担当するアディ・カルヤ社が列車の傾斜角度をテストせずに橋を建設したため、このようなミスが発生したと述べました。 

彼は、列車が最適に走行できるように橋の幅を広くすべきだったと述べました。

その結果、ジャボデベックLRTの列車は橋を通過する際、時速約20キロの低速で曲がらなければならなくなりました。 

「カーブの幅が広ければ、速度を上げながら曲がることができます」と彼は説明しました。 

このプロジェクトにおけるコンポーネント間の調整不足は、別の問題も引き起こしています。

ティコ氏によれば、シーメンスはインカ製の31両の列車の仕様が異なっていることに不満を漏らしていたと云います。 

ティコ氏によれば、列車の寸法、重量、速度、ブレーキがそれぞれ異なっていたそうです。 

「その結果、ソフトウェアシステムは公差（許容範囲）を広げなければならなくなり、コストが上がってしまったのです」。 

このミスの結果、エリック・トヒル国営企業（SOE）大臣は、ジャボデベックLRTの運行コンセプトを運転手付きの列車に変更することを提案しました。

しかし、このプロジェクトに関わるすべての関係者は、ジャボデベックLRTを自動運転システムで完成させることができると確信していたと述べました。

 「3年半の努力の結果、プロジェクト全体も完成しました。これは非常にレベルが高く、非常に手間のかかる取り組みでした」と説明しました。 

さらに、ジョコ・ウィドド大統領は2023年8月18日にジャボデベクLRTの落成式を行う予定だと付け加えました。

一方、ジャボデベクLRTの商業運転開始日（COD）目標は2023年8月28日に実施されます。

＜簡単解説＆コメント＞

確かに大きなプロジェクトで、お互いに関係を緊密に取らないと、プロジェクト自身もスムース進めることができないと、この様な勘違い、そんなはずはないという、トラブルが起きます。

例えば、日系の企業同士であれば、飯を食いながらとか、全体会議を定期的に行い、全体のプロジェクトに失敗がない様に、確認のための確認もするような細かいコミュニケーションを取るでしょう。

ある意味インドネシアらしい間違いでした！

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