汚職撲滅委員会と検察庁のパフォーマンスの違い！KPKは決して「大物」事件を明らかにしない（インドネシア反汚職協会・MAKI）

Beda Kinerja KPK Dan Kejagung Menurut MAKI:
KPK Tak Pernah Ungkap Kasus ‘Big Fish’

オンラインメディア「Suara」が伝えています！
Senin, 27 Maret 2023 | 07:36 WIB

インドネシア反汚職協会(MAKI)は、汚職撲滅委員会(KPK)が重大事件や “大物 “を摘発できていない現状に懸念を表明した。

「これは我々にとって実に懸念すべきことであり、KPKが前面に出る必要があることを望む」とMAKIコーディネーターのボヤミン・サイマン氏は日曜日（2023年3月26日）の声明の中で述べました。

ボヤミン氏によると、彼は10年前、汚職の重大事件の摘発においてKPKの摘発成績はAGO（検察庁）に劣ると予測していました。

「私はそのこと（予測）を双方に伝えていました」とボヤミン氏は言いました。

ボヤミン氏は、KPKがAGOのような重大事件を摘発できないのは、KPKがこれまで行ってきた仕事のパターンに原因があると考えています。

ボヤミン氏は、KPKは賄賂に関する第5条、謝礼に関する第11条、贈答品の受領と恐喝に関する第12条を適用する摘発活動（OTT：囮捜査）にのみ重点を置いていると説明しました。

KPKが実施する事件の発展が常にOTTからもたらされるのであれば、それは法的手続きを円滑にするために使用されることになる、と彼は言いました。

「つまり、彼（KPK）が証拠を作るので、お金を渡さなければ、贈収賄があったという証拠がないので、証拠を簡単に得る方法なのです」と彼は言います。

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常に汚職根絶に関する1999年汚職根絶法第31号とそのすべての改正の第2条と第3条に貢献し、それに苦労してきた、と彼は続けます。

第2条は不法行為について、第3条は職権乱用行為についてです。

「第2条と第3条のためには、証拠を見つけることです。汚職はすでに起こったことであり、5年前、12年前、あるいは1年前の出来事かもしれません。

ボヤミン氏は、AGOがこの証拠探しに集中すれば、自動的に「ビッグフィッシュ」（大きな事件）を見つけることができる、と述べています。

そのケースから2019年から2020年まで策定され、それがASABRI（TNI 兵士、警察隊員、外務省の公務員に対する社会保険および特別年金の支払いの分野に従事する国営企業）の汚職事件摘発につながった、と彼は続けました。

それだけでなく、MAKIは、バタム島の繊維輸入事件、国防省衛星事件など、CPO輸出による当時の希少で高価な食用油事件を検察庁に報告した一人でした。

「その後、50兆ルピア以上の非常に高い損失があると策定されたスルヤ・ダルマディ（Surya Darmadi）プランテーション事件を含む、他のいくつかの大規模な事件が発生しました」とボヤミン氏は言います。

これが、AGOが第2条と第3条に基づく作業パターンで「メガ汚職事件」を摘発できる理由です。

この作業パターンの違いにより、この2つの陣営がそれぞれでプレーし続ける限り、異なるものになるだろうとボヤミン氏は言います。

KPKがOTTにのみ焦点を当て、第5条、第11条、第12条だけを使う事で苦戦するでしょう。

「この文脈でKPKがOTTを使うので、AGOが捜査を組み立て・構築するのに対して、KPKは捜査を構築しない。」と説明しました。

しかし、KPKがケースを積み上げないという意味ではない。（中略）

「つまり、KPKが第2条または第3条を使用する場合、それはOTTの発展系なのです」と彼は説明しました。

ボヤミン氏は、KPKが2012年にe-KTP案件を立件し、2014年から2015年にかけて処理したことを指摘し、これは主要案件を明らかにした功績とみなされています。

ボヤミン氏によれば、現在の業務パターンでは、KPKは第2条と第3条に触れようとはしていないようで、処理されるのはOTTに基づくケースだと言います。そのため、大きな案件が見つかることはありません。

＜簡単解説＆コメント＞

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