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オンラインメディア「Kompas」が伝えています!12月13日2023年, 14:42 WIB


火曜日(2023年12月12日)の夜にインドネシアで開催された第1回大統領候補討論会は世論形成の場となり、期待を裏切りませんでした。

これらの討論は、弁論術(レトリック)、政策知識、そして激化している政治的戦いを生き抜く能力が試される舞台が設定されました。

この討論会では、アニス・バスウェダン氏、プラボウォ・スビアント氏、ガンジャル・プラノウォ氏が集まり、法律、汚職、人権、民主主義、政府など、この国にとって重要な問題について議論しました。

この夜は、元ジャカルタ知事のアニス・バスウェダンが最優秀選手(MVP)に輝いた様です。

彼のパフォーマンスは、議論の内容だけでなく、その議論の仕方でも注目に値しました。

アニス氏は最初から最後まで一貫して現最有力候補の「プラボウォ・スビアント氏」を攻撃し、候補者としてだけでなく大統領への本格的な挑戦者としても存在感を示しました。

アニス氏はインドネシアの民主主義の現状について、政党に対する国民の信頼の低下を批判し、表現の自由と選挙の透明性に関する広範な問題を表明しました。

インドネシアの民主主義が信頼できないことが証明された(憲法裁判所の決定)という彼の主張は、現状に幻滅している多くの有権者の共感を呼びました。

プラボウォ氏は自身の政治的立場について曖昧な態度を取り(前回の選挙では対抗馬であったのに)では、ジョコウィ政権の成果に頻繁に言及することで、彼の選挙キャンペーンのメッセージが、二股をかけている様に写りました。

キャッチフレーズはジョコウィ氏の政策との連続性を示していますが、批判が矛盾している様にも見えます。

プラボウォ氏がジョコウィ氏の遺産の主張と自分の政策の実現との間で、板挟みになっているため、この様な二股は有権者にとって複雑な状況を生み出しました。

アニス氏の変化への呼びかけは、単なる口先だけの物ではなく、彼は政党への「透明な」資金提供を主張しています。(賄賂などからの資金)

プラボウォ氏の政治的歩み、特にジョコ・ウィドド大統領の内閣への参加の決定に対する、アニス氏の批判は、前選挙で明確になっていた反体制の政治家であるという「プラボウォ氏」の主張を弱めるための戦略的な動きでした。



これにより、アニス氏は自分自身を、固定化された政治規範に挑戦する準備ができている改革者として位置づけています。

一方、プラボウォ氏は討論会を通じてずっと守勢に立っているように見えました。

プラボウォ氏の3度目の大統領選への立候補は、過去の軍歴と現政権とのつながり(現大臣)により一貫性が無い様に見えてしまいます。

ジョコウィ大統領の息子を副大統領候補に選ぶという同氏の決定は、多くの人に、ご都合主義的な動きと見られており、アニス氏は、国民のその感情を利用することに何の躊躇もしていませんでした。

プラボウォ氏の応対は、怒りと防御的であると見られてしまう事が多く、彼のこの重要な気質についての懸念を和らげる事はできませんでした。

プラボウォ氏は、確立された実力者としての評判とは相反して「可愛らしさ」のイメージを作り出そうと努めてきましたが、この討論会では、そのようなイメージチェンジの限界が明らかになりました。

ダンスのような動きを試みるなど、時折軽快な瞬間を見せる態度は、彼のイメージを少しだけ和らげているようにも感じられます。

しかし、これらの瞬間は、時々表面に現れる彼の元々の気質を隠すにはほとんど役に立ちませんでした。 

したがって、議論の段階では、彼の固有の気質を拡大するレンズになってしまいました。

プラボウォ氏は、彼らしい強さと脆弱さを持ちながら、依然としてプラボウォ氏なのです。

プラボウォ候補とライバル候補を比較検討する際、有権者が信憑性とパフォーマンスについてどのように認識するかが重要な要素となるでしょう。

この討論会では、パートナーになったジブラン・ラカブミン氏の副大統領選への道を開いた憲法裁判所の物議を醸す判決も、浮き彫りにされましたが、プラボウォ氏はこの問題に満足に対処する事が難しいように見えました。

国民の知性と真実を見分ける能力に対する彼の主張は、彼に向けられた非難の本質に直接触れず、批判をかわそうとしているように見えました。

ガンジャール氏は印象的なパフォーマンスを披露しましたが、最初はテーマから外れて登場してしまいました。

しかし、彼はすぐに落ち着きを取り戻し、中部ジャワの失業率と農民カード(タニカード)プログラムに関する質問に効果的に答えました。

ガンジャール氏が方向転換して実質的な答えを提供する能力は、討論で彼が役立つレベルの準備と適応力を示しました。

一方、ガンジャール氏は選挙活動のストーリーに苦戦しているようでした。

彼の「改革」というスローガンにもかかわらず、IKN(新首都構想)などのプロジェクトへの支持は、ジョコウィ氏が行っているプロジェクトを改善するというビジョンを示しながらも、ジョコウィの成功した取り組みと歩調を合わせようしてしまう、矛盾するように見えてしまいました。

進行中のプロジェクトの擁護と改革の公約とのバランスは、ガンジャール氏が選挙運動が進むにつれて有権者に対して明確にしなければなりません。①


<簡単解説&コメント>

今回の選挙は、政界が大きく旧体制から新体制への狭間が明確になった。一方で、地球全体の動きについて行けるかどうか?

またその動きについて行くべきか否か?が問われているインドネシアです。

エネルギー問題では、自国で石炭を多く輸出するけれど、自国では石炭発電所から排気ガスが出てきて困っている。

それでは、EV車をより多く走らせるには、どのようにすれば環境に配慮して、問題を起こさずにできるか?

発電効率(低い方法と高い方法)とさまざまな発電方法(現行の石炭発電や地熱発電・太陽光発電・ダム発電その他)のバランスを考えた、具体的な政策が取られているのでしょうか?

しかしこの事も今問われています。大統領が誰になるかで方向転換が起きます。

インドネシアに住む人間としては、この大きく変わりそうな国に目が離せません!


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