Performa Debat Anies, Prabowo, Gibran:
Minim Serangan tapi Substansial
オンラインメディア「CNNインドネシア」が伝えています!
Senin, 05 Feb 2024 07:03 WIB
2024年大統領選挙の討論会は総選挙委員会(KPU)によって日曜(2月4日)夕方、ジャカルタコンベンションセンター(JCC)で最終回が開催されました。
3人の大統領候補は、社会福祉、人材開発(HR)、インクルージョン、教育、健康、雇用、文化、情報技術などのテーマで競い合いました。
昨夜の討論会では、アニス・バスウェダン氏、プラボウォ・スビアント氏、ガンジャール・プラノウォ氏が同じステージに立った今回、攻撃は最小限に抑えられる傾向にありました。
以前の議論とは異なります。
それでも、議論されたさまざまな議題については、大統領候補者達の方が充実した内容でした。
政治評論家で、トリアス政治研究所所長のアグン・バスコロ氏は、前回の討論会での3候補者のパフォーマンスは総じてほぼ「相互に同意する内容」であり、有意義な討論はなかったとの見解を示しています。
「何も問題は起きませんでした。これは偏る傾向があり、同意する傾向であり、多くの人が同意し、多くのコンセンサスを得ました。」とアグン氏は日曜日(4月2日)に CNNIndonesia.com に語りました。

<アニス氏のパフォーマンス>
パラマディナ大学政治学講師のアフマド・コイルール・ウマム氏は、この討論会でのアニス氏のパフォーマンスがより明確になったと見ています。
同氏は、アニス氏が教育と人材開発(HR)のテーマで役割を果たすことができ、多くの哲学的な議論を展開することができたと強調しました。
「これは確かに『いかにもアニス』だと感じます。しかし、ガンジャール氏とプラボウォ氏は、それぞれの現場での経験に基づいた答えでそれを補う事ができたようです」とウマム氏は語ります。
ウマム氏はまた、アニス氏が選挙の支持を得るために多くの物語や議論を利用しようとしていることにも気が付きました。 たとえば、アニス氏はジャワ語用語をよく使用します。
「アニス氏はまた、イスラム穏健派の主張を数回行ったが、これは現在分断されているイスラム教徒ナフドリイングループ支持を固めることを狙っている可能性がある」とウマム氏は述べました。
一方、トリアス政治研究所のアグン・バスコロ所長は、アニス氏が攻撃的な戦略を多用していた以前に比べ、今回は討論会での「興奮」が薄れていると見ました。
彼は、第 1 セグメントから第 3 セグメントまでのアニス氏が、実践的で具体的な戦略ではなく、コミュニケーションテクニックに溺れているようだった(レトリックが多すぎる)と見ました。
「最終陳述でアニス氏は、変化とは何か、そう、国の不平等を解消する事に反対する事で、変化が何であるかという語り、アニス氏にとってこれは話法ではアンチクライマックスを利用していた」と付け加えました。
<プラボウォ氏のパフォーマンス>
ウマム氏は、今回の討論会でのプラボウォ氏のパフォーマンスは前回の討論会よりもよく準備されていたと感じました。
ビジョンとミッションを提示してから、プラボウォ氏はインドネシアに存在する問題に答えるための具体的な内容を解説しました。
ウマム氏によると、プラボウォ氏は、重要な論点や議論の詳細を提示することができたため、彼に対する攻撃の余地を最小限に抑えることができたと言います。
トリアス政治研究所のアグン・バスコロ所長は、プラボウォ氏がこの討論会では落ち着いており、相手の攻撃にも簡単に刺激されなかったと見ました。
彼は、アニス氏とガンジャル氏が社会扶助の問題を話し合っていた時に、プラボウォ氏を実際に挑発しましたが、プラボウォ氏は挑発されず、落ち着こうとしていた様です。
「この社会扶助プログラムは、プラボウォ氏を誘い込むために話し合われているようにを見えましたが、残念ながら、プラボウォ氏はそれに興味を示さなかったのです。
なぜなら彼はそれを配布している人(現大統領)ではなかったからです」とアグン氏は語りました。
アグン氏はまた、アニス氏とガンジャル氏に対するプラボウォ氏の謝罪の挨拶も強調しました。
同氏にとって、今回の謝罪は有権者の心を動かし、和解の機会を開くためのプラボウォ氏の演技でした。
「プラボウォ氏は自分の感情をコントロールすることができました。私の意見では、彼が感情的であると表現する皮肉、身振り、またはふざけた表現はありませんでした。
本日はそれがコントロールされていました。」とアグン氏は述べました。
<ガンジャル・プラノウォ氏のパフォーマンス>
この討論会で、政治評論家のアグン・バスコロ氏は、ガンジャル氏がアニス氏よりも国民に有害であると考えられているプラボウォ氏と政府をあえて攻撃したので、ガンジャル氏の方がアニス氏より驚きが多かったと評価しました。
同氏は今回のガンジャール氏の例を挙げ、無料のインターネットプログラムを好む人々は頭の回転が遅く、非常にサディスティックだと考えたプラボウォ氏を批判しました。
そして、ガンジャル氏も王朝政治(現政権)を批判し、独裁的で権威主義的な特徴を持ち、人権侵害の実績のある候補者には投票しないと述べました。
アグン氏にとって、今回ガンジャル氏が提示した物語は、アニス氏が繰り返してきたそれよりも多くの「変化」を示しています。
「今夜、ガンジャール氏はアニス氏よりも変化の物語を届けてくれました。だから、変化への抵抗をより多く説明したのはアニス氏ではなくガンジャール&マフフドペアだったことが分かります。」とアグン氏は語りました。
「今回最も攻撃的なのはガンジャール氏でした。
しかし、アニス氏はアンチクライマックス話法であり、ガンジャール氏はクライマックス話法を取りました。」と彼は付け加えました。
しかし、感情をコントロールできたプラボウォ氏は、ガンジャルの攻撃を上手くかわしました。
前回の討論会では、アニス氏が参加した際にプラボウォ氏への攻撃がより顕著になりましたが、今回アニス氏がプラボウォ氏の攻撃に参加しなかったので、ガンジャール氏の発言はそれほど鋭く感じられませんでした。
<簡単解説&コメント>
最終回の討論会(ディベート)では、激しい個人攻撃や対立的な言動は少なめでした。その代わりアニス氏は、学者らしい哲学的な立場での論争になりました。
それに比べて、プラボウォ氏は、具体的な諸問題に対する対応や謙虚さを巧みに使い、国民に自分は謙虚で、優しい人間である事を主張していた様です。
またガンジャール氏は、自分の方に目を向けてもらおうと、時に大袈裟に議論を展開しましたが、それほど目立つものではありませんでした。
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