EV産業用を見限ったのか？欧州大手2社がインドネシアにおける42兆ルピアニッケルプロジェクトから撤退（投資調整庁）

2 Raksasa Eropa Cabut dari Proyek Nikel
Rp 42 T di RI, BKPM Buka Suara

オンラインメディア「Detik」が伝えています！
Kamis, 27 Jun 2024 11:46 WIB

ドイツの大手化学会社BASFは、北マルクのソニックベイ・プロジェクトにおけるニッケル・コバルト精錬への投資計画を中止しました。

BASFだけでなく、フランスの鉱山会社Erametもプロジェクトから撤退しました。

BASFとErametの動きも、インドネシアの川下分野への投資に対する外国人投資家の関心を低下させるものではありません。

▲▲

投資/BKPMの投資促進担当のヌルル・イワン副局長は、BASFとErametは、ソニック・ベイ・プロジェクトを開発するために、PT Eramet Halmahera Nikel (PT EHN)の名前で、すでに事業合法性を持っていましたと述べました。

投資額は、北マルクのウェダ湾工業団地に26億米ドル、約42兆6400億ルピア（為替レート16,400ルピア）と推定されます。

プロジェクトは、混合水酸化物沈殿物（MHP）を生産する高圧酸浸出（HPAL）技術によるニッケル精製プラントの建設です。

ヌルル氏は、この撤退の決定は様々な評価を行った結果得られたものだと説明した。

「当初から、私たちはこの投資計画を監督し続けました。

しかし、その過程で会社の焦点が変わったため、最終的にソニック・ベイ・プロジェクトの投資計画を中止するという経営判断を下しました。」とヌルル氏は木曜日（27/6/2024）の文書で述べました。

同社の発表によると、BASFとEramet社が投資計画を進めないことを決定したのは、ニッケル市場の状況、特に電気自動車用バッテリーの原材料となる「ニッケルの選択」に大きな変化があったことを考慮したためです。

サイト内関連記事：

BYD（中国EVメーカー）はインドネシアのニッケルを必要としない！

＜インドネシアのニッケルは不要になる？＞CATL（中国）、トヨタ、LG（韓国）は全固体電池の開発を加速し、ニッケル縛りから脱却する？

従って、BASFは電気自動車用電池材料の供給に投資する必要がなくなったと判断しました。

「インドネシアでは、電気自動車用バッテリーのエコシステムのための川下事業は、まだまだ発展する可能性があります。

さらに、インドネシアは最近、世界競争力ランキング（WCR）2024で27位にランクされた。ASEAN地域ではトップ3です」とヌルル氏は付け加えました。

下流部門に対する外国投資家の関心は依然として高く、同部門のいくつかの投資プロジェクトについて実現段階に達している。

例えば、東ジャワのグレシクにあるPT Freeport Indonesiaが所有する世界最大の銅製錬所プロジェクトは、2024年6月27日から正式に稼動します。

もう一つの具体的な証拠は、インドネシアで最初の電気自動車用バッテリーの大量生産が、2024年7月に西ジャワ州カラワンのPT Hyundai LG Indonesia (HLI) Green Powerによって開始され、ジョコ・ウィドド大統領によって落成式が行われることです。

＜簡単解説＆コメント＞

サイト外参考資料：住友商事グローバルリサーチ

https://www.scgr.co.jp/report/daily/

[インドネシア/ドイツ/フランス] 6月24日、フランスの金属資源大手エラメットとドイツの化学大手BASFは、インドネシア北マルク州でのニッケル・コバルト製錬所の建設計画を中止したと発表した。インドネシア政府は、国内のニッケルなどの天然資源の高付加価値化を目指し、産業の下流化を推進している中、このプロジェクトは、2026年から年間67,000トンのニッケルと7,500トンのコバルトを生産する、初期投資額は25億ドルと見積もられる大規模な投資案件だった…

カテゴリー「ニュース」記事リスト

• 「パスポートにお金」ビデオで中国国民が逮捕された！：チェンカレン（スカルノハッタ空港がある地域）
• ロシア、インドネシアへの安価な石油輸出に前向き（より安く手に入れたいのはバレバレ）
• 2025年11月から新バージョンの全国統一試験が実施！対象は高校生、専門学校生、中高生のみ
• パワハラ音声データを拡散させた人物（内部告発者）を捜索！文部大臣は法的措置も検討
• 3ヶ月間拘留されながらも、最高検察庁自身ではなく、財政開発監督庁が主導する拘束であった事に衝撃！（トム・レンボン氏はやっぱり冤罪？）
• 中国人が釈放？また裁判官が買収されたのか？（金の盗難： 国家に1兆2千億ルピアの損害！）
• 流行しているHMPV亜型の種類によっては、重篤な症状を引き起こす可能性？（インドネシア研究革新庁：BRIN）人類の免疫が下がっている中でどうなるのか？
• NFCのQRISタップ方式、2025年第1四半期にMRTとKRLの支払いに使用可能に
• 住民への配慮が素晴らしい！地方が受け取れる「追加分の税金」を受け取らない！ジャワ島州政府は「車両税追加分を延期」
• この「宝物」はプラボウォ氏のエネルギー自給自足の夢を実現させるかもしれない！