Jokowi Batal Pindah Kantor Bulan Ini,
Bagaimana Nasib Proyek IKN?

オンラインメディア「CNNインドネシア」が伝えています!
Rabu, 10 Jul 2024 07:03 WIB


<プロジェクトが政治的なリスク>

インドネシア戦略経済活動研究所の上級アナリスト、ロニー・P・サスミタ氏も同様の意見を表明しました。

首都移転は偶然にできるものではなく、政治家の胃袋の具合でできるものではないと述べました。

同氏によると、大統領府移転の遅れはIKNを「プロジェクトを政治的なリスク」にしてしまうと言います。

このプロジェクトは、政府が綿密な検討、専門的な計画、財政準備といった側面を考えなければなりません。

「そうなると、短期間で遺産を残したいという政治的野心のため、すべてが非常に強制的なものとなり、結果は非常に残念な物となってしまいます」とロニー氏は語りました。

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同氏によると、この問題は、IKNには理念が明確ではなく、その知的・科学的根拠も明らかではない中で、大統領官邸の「強いプッシュ」で独断的に実行されてきたことだと云います。

理念の曖昧さは、政府による新首都建設に対する熱意を持っていても、冷静な国内外の投資家の反応を見れば分かります。

ロニー氏によると、理念的な根拠がしっかりしていれば、プロセスに時間がかかることに問題はありません。長く感じる事はありません。

たとえば、マレーシアの首都をプトラジャヤに、アメリカの首都をワシントンに、オーストラリアの首都をキャンベラに移転したのは、それ程昔の話ではあるとは感じません。

地理的にも地政学的にも政治経済的にも概念が明確だからだったからです。

「しかし、インドネシアは『不条理』な道を選びました。単に遠く離れた森の真ん中に移動したいと考えており、早く終わらせ、移転したいと考えています」とロニー氏は付け加えました。

当然、市民公務員は戸惑い、投資家は混乱し、政治エリートは途方に暮れてそれぞれが困惑しています。

支持しなければ宮殿の敵になることを心配し、支持しても森への移動に消極的であり、投資家すれば方向性がどこにも見えず、ただお金を浪費しているのではないかと心配します。

思想的基盤の欠如という問題に加え、ロニー氏によれば、国家元首の頭の中には、あたかも短期間で新しい首都を建設できるかのような安易な考え方があると言います。

実際には、緊急性も非常態もないため、事態は急を要しません。

彼は例として、革命時代にジャカルタからジョグジャカルタへの緊急移転があったことを挙げました。

その後、(*)ブキティンギへ。しかし、それは状況が異なります。


(*)ブキティンギ(ウィキぺディア)

インドネシア独立後の1950年代後半、中央政府に対する地方の反乱が起こると、1958年2月15日、西スマトラの反乱軍はインドネシア共和国革命政府の樹立を宣言し、このブキティンギをその首都にしました。


これは、もしあなたが真剣に移住を考えているのであれば、まずこの国のすべての利害関係者がその理念的根拠を理解し、同意する必要があることを意味します。それが最初です。

第二に、短期間で終わるとは期待しない事です。

「したがって、ジョコウィ氏の決断である、「IKN」はまだ準備ができていないことがわかります。

そして最も明確にわかるのは、多額の国家資金がそれに注ぎ込まれているにもかかわらず、IKNの事業は実はまだ熟考されておらず、不明瞭な事が多くあるということです。」とロニー氏は説明しました。

投資家への影響については、ロニー氏は大統領行政府のオフィース移転の遅れが影響しているとみています。

さらに、今のところ投資家は依然としてIKNに対して非常に悲観的であると同氏は述べました。

したがって、大統領の決定後、投資家はすぐに悲観的な見方から、懐疑的で皮肉な見方に変わっているようです。

「今後5年間、国家予算がますますそこに向けられるという保証がない限り、将来的に、このプロジェクトに第三者である投資家を巻き込む事は、さらに難しくなるでしょう」とロニーは説明します。

一方、コア・インドネシアのモハマド・ファイサル常務理事によれば、インフラ整備の準備不足で、ジョコウィ氏のIKNへの行政の事務所移転を取りやめた事が、今後の開発の悪い前例となってしまったようです。

同氏によれば、インフラ整備は急いで行うべきではなく、慎重に行う必要があると言います。

これはインフラの品質と安全性を確保するためでもあります。

「ですから、特にインフラストラクチャーについて言えば、時間を追い求めすぎると、非現実的なものになるという教訓もあります」とファイサル氏は言います。

一方で、この上記の目標を達成できないのならば、IKNの開発を急いで強行することはなく、

次期政府からすれば、現在のIKNのプロジェクトは、さらにもっと現実的な見通しがなければならないと述べました。

次の政府は、現在の出来事から教訓を学べるようにしなければなりまえん。

ファイサル氏はまた、技術的なこの要因が、IKNの実際の開発における障害の一つであると述べました。それは土地紛争の問題。

「したがって、これはまた、特にインフラストラクチャーについては、時間の観点からあまりにも急ぎすぎると非現実的(架空都市になってしまう)になるという考えもしないとなりません」とファイサル氏は述べました。

ファイサル氏は「あまりプレッシャーを掛けすぎず、市民に対してオープンかつ透明性を保つべきです。

もちろんこれは現在の政府だけでなく、次期の政府にも同じことになるでしょう」と述べました。

同氏はまた、次期政府に対し、性急なやり方でIKNの開発を続けないよう改めて注意を喚起しました。

「したがって、財政や資金調達能力、および技術的な観点の両方で、考えなければならない予算配分から考えて、この遷都事業がより現実的であることが期待されています。」と言いました。


<簡単解説&コメント>

この記事にもありますが、このプロジェクトを一人の政治家のために政治的に利用されれば、それが原因でとてもくだらないプロジェクトにもなりかねません。名誉も大切かもしれませんが、国民のための政治を貫いてほしい限りです。


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