Mpoxワクチンに関する5つの事実、政府は無料で提供するのか？①

Mpoxワクチンに関する5つの事実、政府は無料で提供するのか？①

5 Fakta tentang Vaksin Mpox,
Akankah Diberikan Pemerintah Gratis?

オンラインメディア「Haibunda」が伝えています！
Senin, 02 Sep 2024 09:35 WIB

近年、インドネシアを含む多くの国で深刻な問題となっているサル痘（Mpox）ウイルスについて、インドネシア政府は世界保健機関（WHO）の天然痘ワクチンおよびMpoxワクチンの接種に関する勧告に従い、ハイリスクグループにMpoxワクチンを提供する予定です。

以前、WHOは2024年8月14日、コンゴ民主共和国およびアフリカの多くの国々における天然痘患者の増加を受け、天然痘を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態（PHEIC）に指定しました。

PHEIC（国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態）の指定はこの2年間で2度目になります。

前回、2022年7月にも、WHOは、これまでウイルスが発生したことのない様々な国々にMpoxが広範囲に広がっていることから、同様の緊急事態宣言を行いました。

現在、インドネシアを含む世界各国がMpoxワクチンを積極的に提供しています。

  • サル痘：NIID国立感染症研究所より

サル痘は、サル痘ウイルス感染による急性発疹性疾患である。感染症法では4類感染症に位置付けられている。主にアフリカ中央部から西部にかけて発生しており、自然宿主はアフリカに生息するげっ歯類が疑われているが、現時点では不明である。稀に流行地外でも、流行地からの渡航者等に発生した事例がある。症状は発熱と発疹を主体とし、多くは2−４週間で自然に回復するが、小児等で重症化、死亡した症例の報告もある。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox-intro.html

さらに、アフリカ大陸におけるクレード I によるエムポックスの流行について（第 2 報）

https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/mpox.html

▲▲

では、Mpoxワクチンは無料なのでしょうか？
以下、全容をチェックしましょう。

  1. サル痘ワクチンの種類

サル痘ワクチンの種類は以下の通りです。

  • ジンネオスワクチン（JYNNEOS）：Vacciniaを遺伝子改変した非複製生ワクチン

JYNNEOSは第三世代のMpoxワクチンで、現在サル痘予防の第一選択となっています。

JYNNEOSワクチンは28日間隔で2回接種します。

このMpoxワクチンは、サル痘にかかる危険性のある人、あるいはサル痘に感染したことのない人に接種されます。

CDCのウェブサイトによると、サル痘から回復した人はMpoxワクチン接種の必要はありません。

JYNNEOSワクチンも2回以上の注射は推奨されていません。

  • ACAM2000ワクチン

ACAM2000ワクチンは、天然痘疾患の予防や、オルトポックスウイルス感染にさらされるリスクのある人の予防に有用です。

ACAM2000は、人体内で増殖する＜＊＞生ワクシニア・ウイルスを含む第2世代ワクチンです。

そのため、ACAM2000ワクチンはインドネシアではサル痘ワクチンとして使用することはまだ推奨されていません。

さらに、ACAM2000はJYNNEOSよりも重篤な副作用を引き起こす傾向がある。

②につづく。

＜簡単解説＆コメント＞

  • ＜＊＞生ワクシニア・ウイルス＜日経バイオテクホームページより＞

ワクシニアウイルスは、天然痘ウイルス、牛痘ウイルス、エクトロメリアウイルスなどとともに、オルソポックスウイルスに分類されるDNAウイルス
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/011900001/17/09/07/00129/

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