疑わしきは罰せず？汚職撲滅委員会（KPK）は前大統領の次男（ケサン氏）の利益受領疑惑の判断を修正する必要あり！インドネシア大学の刑法専門家

Pakar UI: Ghufron Sesat,
KPK Harus Koreksi Putusan Gratifikasi Kaesang

オンラインメディア「CNNインドネシア」が伝えています！
Jumat, 08 Nov 2024 05:50 WIB

インドネシア大学の刑法専門家ガンジャル・ラクスマナ・ボンダン氏は、ケサン・パンガレプ氏のプライベートジェット設備の利益受領状況を判断できないとした汚職撲滅委員会のヌルル・グフロン副委員長の声明は誤りであると評価しました。

そしてそれは誤解を招くことさえあります。

ガンジャル氏によると、汚職撲滅委員会は、容疑を満たしている疑いについて調査を開始することで決定を修正する必要があると言いました。

「私の意見では、それは間違っているだけでなく、実際に誤解を招くものです」とガンジャル氏は、水曜日(11月6日)、

ジャカルタのKPKで汚職法制定に関する議題の資料を提出した後、ガンジャール氏は語りました。

ガンジャールは、謝礼という用語は2001年法律第20号にのみ登場すると説明しました。

しかし、この禁止令はインドネシア第2代大統領スハルトの時代から存在していました。

また、謝礼の受取人は直接の役人である必要はないと述べました。

「したがって、謝礼（チップ）という文脈では、受け取る人は直接役人である必要はありません。

それは他の人、仲介者、誰を通してでも構いません。また、それは彼らに近い人々、特に近親者に向けられることもあります。」彼は言い​​ました。

その上で、役人に対するチップや賄賂などの受け取りの禁止は近親者にも適用される、とガンジャール氏は強調しました。

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ガンジャール氏は、ケサン氏が関与したチップ受領疑惑の場合、法執行機関がターゲットにすべき人物は、当時インドネシア共和国大統領だった彼の父親、すなわちジョコ・ウィドド氏だと述べました。

「私たちは、贈収賄関連の歴史に関して、贈与者と受領者の両方についての判例をすでに持っています。

贈収賄品は、他の人、親しい人、家族が、預金または贈り物として受け取る可能性があります。

したがって、そこから、それが贈収賄であることは明らかです。標的にされているのは子供ではなく、「法的責任を問われるのは役人である父親または母親だ」と同氏は説明しました。

資産没収法案の起草チームに参加したガンジャール氏は、この法律には家族カード（住民票みたいな書類）を分離した者に対する刑事上の例外規定がないと説明しました。

この声明は、KPKがケサン氏の調査を継続できなかったのは、当該人物が国家行政官ではなく、実際には役人である近親者から家族カード（住民票みたいな書類）を切り離していたからだというヌルル・グフロン氏の主張に反論するものでした。

「誰がこの家族カードを教えたのか、誰がこの解釈始めたのかは分かりませんが。これは誤解を招くものです」とガンジャール氏は語りました。

「だから私はこの事を言いたいのです。キーワードは彼の家族関係、特に親族です。

親族とは法的関係があるということです。まあ、その法的関係が親の責任であるとするものです。

責任を問われるのは彼ではなく、追跡されるべき役人だ」と彼は語りました。

以前、汚職撲滅委員会はヌルル・グフロン氏を通じて、インドネシア連帯党（PSI）のケサン・パンガレプ書記長によるプライベートジェット設備の受領状況が謝礼のカテゴリーに含まれるかどうか判断できないと述べました。（疑わしきは罰せず）

この決定は論争を巻き起こし、多くのコミュニティーから批判されました。

さらに、この判決は報告者、この場合はジャカルタ州立大学（UNJ）講師のウバイディラ・バドラン氏とインドネシア汚職防止協会（MAKI）コーディネーターのボヤミン・サイマン氏から何らの説明もなく下されました。

＜簡単解説＆コメント＞

大統領の息子が、大手企業から高額な接待を受けていた、しかも彼自身は政党の党首でもありました。それがバレて、メディアに叩かれていますが、汚職撲滅委員会は、チップであり犯罪に相当するかどうか？判断できないという判断をしました（疑わしきは罰せず）

誰が見ても大統領の息子や父親に貸を作った或いは、貸を返したという風に写ってしまうでしょう。

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