コラムニストのインドネシア人「スルヤ」氏
あなたの昼食代はいくらぐらいですか。僅か5000ルピアでお昼ご飯が食べれる店がある事を知ってますか。
その働く労働者たちの胃袋を支えてくれる屋台がWarung Tegalだ。
ご飯におかずひとつにスープの汁とさんばる(チリソース)だけだと5000ルピアという安さ、建設現場で働く日雇い労働者の強い見方だ。
1970年代、貧乏人が食べに来る汚くて不衛生なイメージがあるが、
大都会にまで出現したワルテグが明るくて衛生的なイメージに様変わりした。
しかし、庶民に親しまれたワルテグがCOVID 19の影響を受け、倒産に追いやられている。
<コメント>
ジャカルタでアジア大会の開催が決まった1960年、
各種目に使う会場の建設ラッシュが始まった。その建設現場に職を求めてジャワの男たちが大勢ジャカルタにやって来た。
その各建設現場の近くに食べ物を売る屋台が必ず出現し、
何故か屋台のおにいさんはテガル出身の人が多かった。
Tegal人がやっているWarung (屋台)で、warung tegal と呼ぶようになり、wartegになったそうだ。
その日の食物をその朝方に料理してガラスケースに熱くて美味しそうな食べ物が食欲を注ぐ、ご飯におかず2つぐらいなら一万ルピアでおさまるという安さだ。
農業組合が協力して米を安く届けてくれることで安いメニューが作れる。
しかし、残念なことにCOVID 19 でWFH ( Work from Home )になり、外出が自粛され、建設現場の数も極端に減少した。ジャカルタに四万軒あるワルテグの25%が倒産した。
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