<物語>

英字紙の記者が自宅でごみを出した、清掃員に物を寄付したら、「子供のために使わないスマホはないか」と。
ごみの清掃員とのことを政治経済担当記者のツイッターに投稿し、学生たちの勉強に使うスマホの寄付をはじめた。ジャカルタではじめた運動が、バンドンにまで広まった。
僅か一か月足らずスマホだけでなく5億3000万ルピアの寄付金が集まった。集まった寄付金はスマホに入れるSIMカードやテレビのある家にWi-fiを設置するために使うそうだ。


<解説>

COVID19で学校が閉鎖され授業はオンラインでするようになった。
一見問題なさそうに見えるが、貧困者にとってプレハブ小屋の自宅にテレビを買いWi-Fiを入れたり、スマホを買ったり等オンライン授業を受けるためにはお金がかかるようになり、一日の稼ぎがままならない彼らにとって大問題である。
親の事情でやっとの思いで何とかスマホ一台を手にしたが学校に通う子供たちと使い廻さなければならない。
勿論学校側はこういう家庭の事情までに手を差し伸べる余裕もない。
Wi-fiのある場所を求めて、子供たちは集落の町役場及び警察署までに行って勉強したければならなくなった。
このような事情のある子供たちが勉強出来る環境を少しでも手助けするために、各マスコミの政治掲載担当記者たちが立ち上がって支援活動を始めた。

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